牛飼いのこと

2010年3月23日 (火)

子牛の首輪

昨日は町へお買い物に。
畑に使うパイプをちょいと買いに出かけてきたのです。もういい加減、畑に気合をいれはじめる季節の釜津田ですしね。
ちなみに昨日はついでに、数年来、買うか買わざるか悩み続けた憧れの品をとうとうお買い求めしてしまいました。
気圧計。
さっそく壁にかけ、気圧が上がった下がったとご機嫌です。
何をするってわけじゃぁないのですが、見えず、感じずの気圧の動き、結構あります、楽しいです。

と、いうこととは全く関係ないのですが、先日載せた子牛の写真についてご質問をいただいたので、久しぶりに回答日記を。
子牛の首輪の作り方。マニアックすぎて、うれしくなりました。



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使用目的
 1) 名 札:子牛がどの牛の子かわからなくならないように。呼んでも返事、してくれないし。
 2) つかみどころ:例えば、お薬の時間

元気で、でもつかまえどころのない子牛をしっかり捕まえるときには本当に便利。
つかまえどころのないシアワセにもかけておけたらいいかもです。(←なんのこっちゃ)


▼ モデルはん。



▼ 三つ編みはこんな感じでスタンバイ。奥に貼ってあるのは牛の出産予定日表。



▼ おまけ:女の子に囲まれてご機嫌な人。




「あるハタ」vol.15 更新しました。今回は不思議な芽キャベツの話です。




2010年3月10日 (水)

夜中の牛舎



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夜中の牛舎に灯る明かりはどことなくスペーシー。
そして今の時期、そんな光景は牛のお産の時であり。
深夜2時、子牛がまた一頭生まれましたYO。

▼ お母さんはベテラン・はなこさん。女の子の子牛でした。皆で見守るはじめてのたっち。



▼ そして昨夜はこんな雪。よって子牛の名前は「はなゆき」ちゃんとなりました。舞妓さんみたいでなかなかよい名、と自画自賛中(命名ワタシ)。



★ 今日は写真日記にて。二、三日集中したい用事があるので、さらっと日記が続くかもデス。コメントのお返事も書けずにゴメンナサイ。いつも楽しく読ませていただいています♡


2010年3月 5日 (金)

獣医さんの来る日

昨日は牛の獣医さんをたのみました。
先日生まれた子牛の親牛(とよにしき、またの名を「端綱食いのおとよ」)の体調がすぐれなかったのです。
出産などは、家族であるいはご近所さんでなんとか切り抜けられることも多いけど、産後の体調不良はやはり獣医さんに看てもらうのが一番。

いつも忙しそうな獣医さん。牛の出産シーズンはなおさらのこと。
だから、ちょっと来てもらうのには緊張します。歯医者と同じで、あまり悪くないかも・・・なんて思ったりして。
それに、いろいろ準備もしたり。手際よく診てもらうため、お湯に石鹸、あ、タオルも。
だけど、ちょっと楽しみも。ときどきだけど、牛の小話、聞けるんです。
大抵は、カイボウガク的牛話。昨日は、牛~反芻動物~の胎盤の構造について、を中心に。
獣医さんの来た日には、牛たちが、ちょっと違う生き物にみえてくるから不思議です。



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というわけで、おまけ。カイボウガク的牛話に、興味のある方、どうぞです。
(字が細かくてゴメンナサイ)



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▼ なんとなくせめぎ合い。



2010年3月 4日 (木)

勝った負けた



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昨日の夕方現在、お向かい3頭、わが家3頭。
生まれた子牛の数だけど、昨日の一頭で勝っていたかと思っていたのに、おかしいな、全くイーブン、いつの間に。

勝った負けたが問題ではないけれど、なぜだろう、知らず勝った負けたの問題になる。
義母なんか、電話がかかってくるたびに、「何頭生まれた~?あら、負けた~!でもすぐ追い抜くからね、見てなさ~い!」
勝った負けたでひと盛り上がり、
勝った~!負けた~~~!が楽しみな、うれしめでたい子牛の季節。

2010年2月23日 (火)

牛舎のお片づけ



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昨日は牛舎の片づけを。
ついつい散らかりがちになっていた牛舎の中を整理整頓。
いつもはぴったり隣り合わせ出つないでいる牛たちを(隣り合わせの方があたたかいから)、広めのスペースにつなぎ替えたり、雪に埋もれていた木の柵をひっぱりだし、いつでも使えるように手近なところに寄せておいたり。
柵は、はじめよちよち、数日もすればとびはねまわる子牛たちの囲い用。ベビーベットの囲いみたいな感じかも。

おむかいや、隣りの隣りの隣りの隣りの・・・・そのもうちょっと隣りの家のあたりから、「一頭目が生まれたよ~」そんな声がちらほら聞こえはじめています。
「今年の牛は、予定日どおりにうまれてるよ~」、そんな情報も耳にしたから、気をつけて牛を見て、準備もちゃんとしておかないと。
牛たちの出産シーズン、仔牛たちのうまれる季節。
片付けしかり、みんなの話題しかり、牛舎まわりがだんだんと熱くなってきた、今日この頃の釜津田です。
う~ん、ワクワク、ドキドキ。

今日も写真日記にて。

2010年2月18日 (木)

誤 解

昨日の続き。種牛牛舎にて。
種牛のその巨体と迫力に圧倒され、怖い怖いとはしゃいでいたら、
その巨体の影から、「おらぁ(あら、的な感じ)、来てたのぉ」と声がした。
そして牛のいる個室の奥から、牛を押しのけ出てきたのは、種牛あずかいのMさん。
小さい身体なのに、大きな牛たちをものともせず、凄いナァと思いつつ、
TAAと一緒に、大きな牛は怖くないすか~?とのん気な質問をしたら、「なぁに、牛も人になれてるもの~」と。
さすがぁ、と感心していると、さらに教えてくれました。
「知らない人が来れば、逆に牛の方が人を(誰か)見てるよー。目ぇ、真ん丸くして」

種牛牛舎や種牛が、ひゃー怖い!と思うのは、牛たちの巨体ももちろんあったけど、その眼光するどい大きな目も理由のひとつだった。
だけど、プロにかかれば、なんだかそれも可愛い眼差しに思えてくる。
たとえ若干その目が血走っていたとしても、それも熱い関心のしるしに思えてくる。
実際、そうなのかもしれない。そうだったらいいな。
一方的に怖いだなんて言ったけど、結構可愛いヤツの可能性有り、種牛たち。



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▼ 昨日は用事で町へ。通りすがりの隣り町の小学校の氷柱。冬の名物はまだまだ立派。



2010年2月17日 (水)

種牛牛舎の怪

青森へ遊びに行ったり、用事が続いたりでご無沙汰していました。
青森へはチェンソーアート仲間の集まり(カーバーズミーティング:通称カバミ)。楽しかったけど、楽しすぎて描きたいことが山ほどありすぎ困っています。少し落ち着いたら描きたいです(JINさん、お許しを)。

さて、そんなこんなの今日この頃でしたが、釜津田はこのところ、どちらかといえば暖かな日続き。どことなく春の気配。そして牛たちの出産シーズンがはじまろうとしています。
そんな昨日は、牛たちの出産予定日を確認すべく、近くの種牛牛舎へ。そこにある、牛の種付け簿を見に行ったのです。
種付け簿は、放牧の間に牛まぶりさん(放牧地の看守さん)がつけておいてくれるもので、その記録をみて家の牛たちの出産予定日等々を調べられるのです。あくまで目安ではあるけれど、ある程度予定日がわかっていればそれなりに心構えもできるというもの。
親牛、そして生まれてくる子牛にとっても命に関わることだから、準備はできるかぎり精一杯。
だから種付け簿チェックは、牛の出産シーズン前の大事なお仕事のひとつです。
だけど不思議。種牛牛舎にいざ行くと、その大事なお仕事をたいていすとんと忘れてしまう。あぁ、奇奇怪怪。

だってさ、オス牛ってすごく大きいんだもん。
それに家にはメス牛しかいないので、オス牛自体が珍しい。
顔から体形から鼻息の荒さから、何から何までメス牛とは大違い。角なんかバッファローみたいだし、まるで別の生き物のよう。
ちゃこやビネなんか、メスもオスもあんまり変わらないのに、牛の世界は大違い。
は~、凄い。は~、怖い。だけど何故か、あ~、楽しい。

昨日ももちろん種牛牛舎のそんな怪にすっかりのみこまれ。でもやっぱり面白かった!



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▼ 種牛牛舎。ちょっと近代的なのだ。



▼ でかいのだ!だから?ゆったり個室暮らし。



▼ 昨日の夕暮れ。久々に釜津田の空を。



2010年1月11日 (月)

三ヶ月目のチアリーダー

牛あづかいにて。



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どうしても、TAAの見本を見るたびに、ポンポンふりふりのチアリーダーに見えるのです。
だけどいたって真面目なTAA。
ちゃんとほぐしてあげないと、牛は乾草を無理にひっぱったり、ふりまわしたり、挙句あちこちにちらかって、上手に食べきれないこと多々なのです。ナイフやフォークを使うわけではないから、当然といえば当然の話。
だから食べやすいようにふわっとやわらかく広げてあげることが大事。
そうして沢山、もりもり食べて、元気にいてもらうことがこちらのお仕事。

年明けから早10日(+1)。さすがにまだ「新年」の際の毎日へのやる気、気概は保っているけど、今季の牛の世話がはじまってから(11月)からはもうすぐ三ヶ月。そろそろ中だるみの季節。
少し気合を入れなおし、チアリーダーを目指そうと、気をひきしめているこの頃です。

▼ 今日は久しぶりにいい空でした。



2009年12月16日 (水)

はるちゃんの方程式



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2009年11月27日 (金)

とーねうしマッサージ

恥ずかしながら最近知ったことなのですが、牛には名前の他にも呼び方があるのです。
年齢別というか、なんというか。
子牛は「子牛」だけど、母牛は「はーだ」。
で、「子牛」と「はーだ」の間に「とーね」というのがあるんです。丁寧にいうと「とーねうし」。「ー」の部分は「う」だか「お」だか忘れちゃった。
いずれにしても、生後10ヶ月から「はーだ」になるまでの間の牛のこと。
わが家の新入り・かねりんは、ちょうどとーねうし。

昨日、牛舎にて、そんなとーねうしのかねりんが、ドン!と私の背中を突きました。
それからギュ~っと。
痛ぁっ~~~!!!・・・ではなく、気持ちいぃ~。
かねりんのとーねな背丈が丁度いいのかも。
かねりんのとーねな体重が丁度いいのかも。
それはちょうど肩甲骨のあたり、肩こりのツボ(あんまり肩こりないけれど)。

子牛マッサージもよかったけれど、とーねうしマッサージも結構いけます。



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そしてね、いろんな呼び方を聞いていると、
牛って成長を見守る存在でもあるのだな、と思います。
あるいは、出世魚の仲間とか。

▼ チュン、チュン。



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